万博は見どころも多く、真夏でもつい長時間の滞在になりがちです。実際に7月に2回訪れてみて感じたのは、暑さ対策や体調管理の重要性。日差しの強さや待ち時間の長さ、会場の広さに想像以上に体力を奪われます。
特に大人の女性にとっては、暑さに負けず、快適に過ごすための持ち物選びがとても大切。水分補給グッズや紫外線対策アイテムはもちろん、急な雨対策のアイテムもあると安心です。ですが、あれもこれもと詰め込み過ぎれば、それもかえって負担になりかねません。自分に合ったアイテムを、しっかり取捨選択することが重要です。
そこでこの記事では、夏の万博を実際に体験してわかった、持って行ってよかったもの、逆になくてもよかったものをご紹介します。暑い時期に万博に行こうと考えている方の参考になれば幸いです。
この記事でわかること
- 真夏の万博会場の特徴と、暑さ・環境への具体的な備え方
- 7月の万博で、実際にあって良かった持ち物10選
- 逆になくても困らなかったアイテム3選
- 大人の女性が快適に、安心して万博を楽しむための工夫とヒント
真夏の万博会場の特徴と環境

万博会場は非常に広く、長時間の移動や屋外での待ち時間が避けられません。屋根のある場所が限られており、特に夏は直射日光を受ける場面が多くなります。日差しがかなり強いので、紫外線対策や暑さ対策は万全にしておきたいところです。
一方で、会場は海に面しているため海風が吹き、風が抜ける場所や大屋根リングの上では思いのほか涼しく感じられることも。夕方以降は気温が落ち着き、比較的快適に過ごせる時間帯となります。
冷房が効いているのはパビリオン内やレストラン、ショップなどの屋内施設に限られます。クールダウンしたい時には、これらの施設を積極的に活用すると良いでしょう。
水分補給の面では、自動販売機や給水スポットが多数設置されています。無料の給水スポットは並ぶことも多いので、体力温存のためにさっと自動販売機で購入してしまうのもおすすめです。
真夏の万博会場での注意点

1. 熱中症・日焼け対策は必須
屋外での長時間の行動が続くため、熱中症や日焼け対策は欠かせません。
- 水分と塩分をこまめに補給する
- 通気性・速乾性のあるインナーや洋服を着用する
- UVカット・遮熱効果のある帽子や日傘を活用する
(混雑時は帽子が安全) - サングラスやアームカバーで紫外線から肌を守る
- ネッククーラーや冷感タオルなど、体を冷やすアイテムも効果的
準備を万全にすることで、疲れを最小限に抑え、快適に一日を過ごすことができます。
2. 休憩・涼みスポットの活用
長時間の屋外に滞在することになる万博では、こまめな休憩が大切です。
- レストランやクールスポットで涼む時間を確保する
- 疲れ切ってしまう前にこまめに休憩する
- 夜間入場のチケットを活用するのもひとつ
- 体調の変化を感じたら無理をしない
活動時間帯を選ぶ、休憩のとり方を工夫することで、体への負担は大きく変わってきます。特に一番暑い時間帯には、なるべく室内で過ごせるようにしておくと安心です。
3. 食品・衛生面にも注意
夏場は、食中毒などのリスクも高まります。食品の管理には十分注意しましょう。
- 持ち込んだ飲食物は保冷バッグや保冷剤を活用し、衛生管理を徹底する
- 購入した食品はその場で食べ切る
- こまめな手洗いや消毒を心がける
4. 急な天候変化や強風に備える
海沿いの会場ゆえ、風が強く吹いたり、急な天候変化があることも。
- 風に強い晴雨兼用の傘を持参する
- 荷物の避難用のビニル袋や着替えを用意しておく
日差し対策としても有効な傘は、ぜひ風に強いものを持参してください。街中よりかなり風があるため、軽量すぎるものや骨が少ないタイプのものだと、すぐに裏返ってしまいます。
雨の可能性があるときには、タオルや着替えを大きめのジップロックなどに入れ、コンパクトにして持参すると安心です。


真夏の万博に、あって良かったアイテム10選
ここからは、実際に真夏に万博会場を訪れた際、「あって良かった!」と思ったアイテム10選をご紹介します。
あってよかった①|折り畳み傘(晴雨兼用)
直接日光を遮断できる傘はやはり最強。日陰のない待機列でも活躍してくれます。また、晴雨兼用の傘なら急な雨の時も安心です。前述の通り会場は風が強いので、風に強く裏返りにくいタイプのものがおすすめです。
あってよかった②|魔法瓶or凍らせたドリンク
保冷性の高い魔法瓶に氷をたっぷり入れて持って行けば、現地で買い足したドリンクを注ぎ足して、冷たいまま飲むことができます。もし氷が溶けてしまっても、買ったばかりの状態で魔法瓶に入れ替えればある程度の時間は冷たい状態をキープできます。
凍らせたドリンクを持っていくのもおすすめ。飲むだけでなく、氷嚢がわりに首筋や顔に当てれば、かなりクールダウンできます。薄手の保冷バッグに入れておけば、長時間凍った状態をキープできますよ。
あってよかった③|アミノバイタル
②と共に持参して良かった!と思ったのは、スティックタイプのアミノバイタル。疲労回復効果の高いドリンクで、翌日への疲れの残り方が全然違いました。科学の力も利用して、少しでも体の負担を軽くしましょう。
あってよかった④|ネックファン
ファンを持参するなら、首掛けタイプのものがおすすめです。日傘をさしたり、ドリンクやスナックを購入したり…そんな時、手持ちタイプのものだとどうしても邪魔になります。ネックファンなら両手が空くので、いちいちバッグに入れたりする煩わしさから解放されますよ。
あってよかった⑤|冷タオル・ボディシート
長めの冷タオルを首に巻き、ネックファンも併用するとそれだけでかなり涼しく感じます。じっとしているだけでも汗が出る暑さなので、ボディシートもあると汗をかいた後にさっぱりできて快適度が上がります。拭いた後、しばらく涼しさが持続するところも◎。
あってよかった⑥|塩分タブレット
各国料理も食べられて、コンビニも複数あるため食べ物には困らない万博ですが、長時間並ぶ時のために、簡単に塩分タブレットがあると安心です。小さくてかさばらないのも良いポイント。
あってよかった⑦|着替え
雨が降りそうな日だけでなく、晴れた日にも着替えを1枚持っていくのがおすすめです。歩き回るとかなり汗をかくので、帰る前にボディシートで体を拭き、Tシャツを着替えるだけでとてもさっぱりして、気持ちよく帰路につけます。
大きめのジッパーバッグに入れて、空気を抜くようにしておけばコンパクトになる上、万一雨が降っても濡れずに安心です。
あってよかった⑧|アームカバー
日差しを浴びているだけで疲れる夏の屋外。手の甲まで覆えるアームカバーがあると、日焼けも防げる上、疲労度が全然違います。接触冷感タイプのものであれば、日陰では付けていない時より涼しく感じることもあるほど。UVカットパーカーと違い、着脱が楽なところも良かったです。
あってよかった⑨|ウェットティッシュ
会場内には至る所にお手洗いがあり、必要なときには割とすぐに手を洗えます。しかし、暑い時にはわずか数百メートル移動するのも億劫になることがあるもの。そんな時ウェットティッシュがあれば、サッと何かを食べたい時、あるいは食べたもので手が汚れた時にもすぐに対応できてとても便利です。
あってよかった⑩|エコバッグ
ついつい欲しくなるグッズやお土産に溢れる万博。気づいたら荷物が増えてしまうことも多いので、エコバッグがあると安心です。防水性の高いものなら、雨の日に濡れてしまった荷物を入れるのにも役立ちます。
真夏の万博に、なくても良かったアイテム3選
広くて暑い万博会場。できれば余分なものは持って行かず、身軽に動き回りたいですよね。そこで、「これは持って行かなくても良かったな…」と、私が持って行って後悔したアイテムもまとめてご紹介します。
なくてもよかった①|折りたたみ椅子
待機列用にと軽量のものを持って行きましたが、パビリオンにもよるものの、動いて座って、動いて座って…という繰り返しは、かえって負担になりました。軽量であってもそれなりにかさばるので、パビリオン待機のためだけに持っていくのであれば、なくても良かったと感じました。
しかし、例えば入場の待機など、長時間動かないことがわかっている時や、大屋根リングの下で長時間休みたい時、花火やショーのために場所取りをしたい時などには大いに役立つと思います。
なくてもよかった②|大容量のモバイルバッテリー
スマホのバッテリーがなくなったら大変!と、ちょっと重たい10000mAhの大容量バッテリーを持って行きましたが、意外にもそこまで何度も充電をしなくても大丈夫でした。
待機中に動画を見る、ゲームをするなど、バッテリーを消費する使い方をする場合には大容量のモバイルバッテリーが良いと思いますが、当日予約をしたり、ちょっと調べ物をしたりする程度であれば、容量の小さい軽いものを持っていくほうが軽くて良いと個人的には感じました。
なくてもよかった③|予備のドリンク
最初は会場ですぐに飲み物が買えなかったら…と、ペットボトルに入った飲み物を余分に持って行きましたが、これも個人的にはなくても大丈夫でした。
飲み物は会場内のどこでも購入できる上、価格も水1本150〜180円程度と、外で買うより少し高い程度。荷物が重くなるよりは、数十円余分に払って会場で調達するほうが良いと思います。
まとめ:持ち物を取捨選択して快適に!

真夏の万博では、非日常の楽しさと引き換えに、強い日差しや広大な会場、待ち時間とも向き合うことになります。特に大人の女性にとっては、体力を消耗しすぎないための準備が、何より大切なポイント。
ただし、あれもこれもと詰め込みすぎれば、荷物が重くなってしまい、それだけで疲れてしまうことも。大切なのは、自分のスタイルに合った持ち物を、必要な分だけ選び取ることです。
実際に夏の万博を体験して感じた、快適に過ごすためのポイントは以下の通りです。
真夏の万博を快適に過ごすためのポイントまとめ
- 紫外線・熱中症対策は最優先!
- 帽子、ネックファン、冷感タオルなどを活用
- 水分補給に、魔法瓶や凍らせたドリンクがあると安心
- 晴雨兼用で風に強い折りたたみ傘が便利、会場は強風注意
- 長時間歩くので、軽装・速乾素材の服装+着替えが快適
- 休憩は疲れる前に、こまめに!
- 疲労回復にアミノバイタルなどのサプリも効果的
- 持ち物は「軽く・小さく・多機能」なものを厳選する
- ドリンクや食べ物は現地調達も可能。持ち込みすぎに注意
しっかり準備を整えたら、あとは万博の空気を思いきり楽しむだけです。暑い夏でも、自分にやさしく、心地よく過ごせる工夫を取り入れて、特別な一日をお過ごしくださいね!
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